抜けた髪の毛が、また生えてくる。自然のことなんですが、
その期間となると案外知られていないですね。
髪が抜けて生えてくる期間を総称して、ヘアサイクルといいます。
ここでは、ヘアサイクルのことを知って髪の毛の疑問や悩みを解消するための、
ヒントや、お手伝いをさせていただきます♪
このページの目次
抜けた髪の毛が生えるまで何日かかるかというと、最低3か月!ただし正常な場合
髪の毛が抜けて生えるまでの旅は、3段階に分けられます。
- 成長期:髪の毛が伸び続ける期間
- 退行期:髪の毛の成長が弱まる期間
- 休止期:毛が抜け落ち、次に生える毛を待つ期間
髪の毛の一生は、2~6年なんですね。
その後、1~2週間で弱っていき、抜けていくのですが、退行期に入ると、髪は抜ける準備をしているので、ブラッシングをしたり、髪を指でかくだけでも抜けていきます。
その後、抜けた後の毛根は、新たな髪の毛を育成する準備をしています。これが休止期です。地肌に出てくるまでに3~4か月かかります。
3か月という数字は生える準備の期間だから、髪の毛は目には見えないです
抜けた髪の毛が、再度地肌に姿を現すには、最低でも3~4か月の休止期が必要です。
この期間は、新しい髪の毛毛根の奥深くで、ちゃくちゃくと育つ期間なので、目視はできないですよね。
髪の毛は、平均1日で、0.3cm伸びるので、1か月や約1cm。
1か月に1cmですから、手で触って感じられるまで、さらに数か月を要します。
手で触って伸びたとわかるのが、3cmとするなら、最低で6か月ということになります。
全体の15%のは、抜け変わるのが自然のサイクル、85%は髪の毛として維持
私たちの髪の毛の分布は、
成長期 85%
退行期 1%
休止期 10~15%
私たち日本人は、約10万本の髪の毛が生えて言えるとされていますが、
そのうち15%は常に入れ替わっているということになります。
ですから、毎日100本ほどの髪の毛が抜けるのは、正常なんです。
抜け毛がひどかったり、薄毛予備軍の場合は、抜けた毛が生えるまでの期間に問題があります
抜け毛や薄毛になる直接の原因は、ヘアサイクルがうまく回っていないからなんです。
例えば、
髪の毛が薄くなってきてるのだったら、休止期が長くなり、生えるまでに時間がかかっている可能性がありますね。
抜け毛が増えた
人の髪の毛は、毎日100本ほどは、自然に抜けていきます。
しかし、休止期を無事終えて、髪の毛が地肌から育ち始めても、健康状態のよくない弱い毛だと、育つ前に抜け落ちてしまったり、か細いまま成長してしまい、早い段階で抜けていきます。
ブラシに残った髪の毛が多くなる、シャンプー後の排水溝、など、抜け毛の量があきらかに多くなったと、目でみてもわかりますよね。
私の場合は、シャンプー後のドライヤーで、あきらかにわかりました。
シャンプー中に抜けているのはわかるのですが、さらに、ドライヤーで髪を乾かしているさなかにも、パラパラ、ハラハラと髪の毛が落ちていくのには、ほんとうにショックでした。
薄毛が進行している
髪の毛の85%が、生えている状態で、残り15%は常に抜け変わっています。
通常3~4か月で、次の髪の毛が生えるスタンバイが整うはずが、ヘアサイクルが狂うと、休止期の期間が長くなります。
ですから
85%が徐々に低下して、生えている髪の毛の本数が減っていきます。
ヘアサイクルが乱れる原因は3つ
原因は、大きく3つあります
・栄養不足
・ホルモンバランスの乱れ
血行不良と栄養不足はセットでまずいことになっています
上の図のように、髪の成長に必要な栄養が、毛細血管から毛母細胞へと送られていくのですが、
栄養が足りなかったり、血行が悪いと、毛母細胞が飢餓状態となって、健康な髪の毛は育たないのですね。
あるいは、ひ弱な髪の毛となり、抜けていきます。
ホルモンバランスが悪くなると髪の毛へも影響が
女性は、加齢による女性ホルモンの低下や、若くても、生活習慣やストレスなどからホルモンのバランスは乱れます。
女性ホルモンのエストロゲンは、毛母細胞の働きを活性化し、
男性ホルモンのテストステロンは、育毛を抑制するので、
女性ホルモンの分泌が低下すると、男性ホルモンの影響を受けやすくなります。
ホルモンは、自律神経に直結しているので、自律神経も乱れてしまうんです。
そのために、新陳代謝が悪くなったり、皮脂の分泌量も乱れて、頭皮の環境が悪くなります。
自律神経の乱れは、不眠の原因にもなって、髪の毛が育つ成長ホルモンが分泌するのを、妨げることにもつながってしまうのです。
ヘアサイクルを良い状態にするための改善策は?
3つの原因の他にも、外的な要因など、ヘアサイクルを乱す原因は1つではないんですね。
ここに、改善策をあげていきますので、
思い当ることは、どんどん試していくのがおすすめです。
栄養をきちんと取る
髪の毛の成長に欠かせない栄養素とは、タンパク質、ビタミン、ミネラルです。
わかめや大豆が髪の毛にいいとされていますけれど、これは、ミネラルや良質なたんぱく質のことを指しているので、特に、このような食品を摂れば良いということでもないんですね。
一番の早道は、糖質の取りすぎに注意して、いろいろな食材をバランスよく、食事に取り入れることです。
Check>>食事ではとりにくい髪に必要な栄養とおすすめのサプリメント
血行促進を促進させる
血行を促進させるためには、全身の血流を良くすることを意識するとよいでしょう。
シャワー習慣の人だったら、湯舟に浸かる。頭皮マッサージもいいですね。
血行促進に効果のある育毛剤を使うのもおすすめです。
女性の育毛剤の中では、花蘭咲(からんさ)が血行促進効果があります。
Check>>頭皮の血流を良くする方法ならば、全身ケアと頭皮マッサージの両方が不可欠!ストレスを回避して自律神経を整える
自律神経が乱れる一因は、女性ホルモンの低下ですが、その元の原因がストレスだったりまします。
ストレスを無くすことは、簡単なことではありませんが、上手な気分転換や、生活の視点を変えることで、効果が出ることもあります。
また、食事や睡眠などの生活環境が、知らないうちに肉体的なストレスとなっていることもあります。
ムリに、精神的なストレスを改善するよりも、生活環境を見直してみるのも、おすすめです。
Check>>ストレスが原因でなってしまった、薄毛を復活させる3つの方法睡眠時間よりも質を高める
細胞を活性化する成長ホルモンは、眠りについてから最初の90分内の深い睡眠時に、分泌されます。
何時~何時というわけではないんですね。
とはいうものの、睡眠をつかさどるメラトニンの働きも考えると、深夜3時~5時は、眠りは浅くなります。
ですから、深夜0時~3時の間に、深い眠りに入れるように、少なくとも、夜12時にはベッドに入っているのが理想なんです。
すぐには眠れないという方も、寝室の環境を整えたり、就寝前のストレッチ、アロマなど、工夫をしてみてください。
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